■メリークリスマスという言葉から連想する事は?
「メリークリスマス」と言うと思いだすのがコンピューター・ウイルスです。1989年11月に発見された一般的に日本初とされるコンピーター・ウイルスは「メリークリスマス」と名付けられ、パソコンに感染後、そのまま潜伏しつつ12月25日を迎えると「A Merry Christmas to you」なるメッセージを表示するものでした。
この頃は模倣犯も少なくなく「○○の日にパソコンを立ち上げると壊れる」という噂話がガセネタも含めてよく出回っていたものです。実に、ウイルスバスターが発売される1991年よりも2年も前からコンピューター・ウイルスは知られていく事になります。
ただ、この頃はどちらかというと金儲けや人を困らせるというよりも自分のプログラムの力量を見せつけて世間に注目されたいという目的の方が大きかった気がします。まぁ、だからと言って許される行為ではありませんが、今のウイルス程は悪質でなかった事は確かです。
そう言えば1990年代後半には「いたずらプログラム」も流行っていましたね。
僕もプログラム言語を勉強していた時に課題がありましたので息抜き用にエンターキーを押す度にジョークが流れるプログラムを制作しました。ただし、「print screen」ボタンを押しておかないとプログラム終了後にランダム時間でホラー画像がモニターに表示されるというものです。ちょっと評判は良くなかったですね。他には遠隔のパソコンを操作するプログラムもありましたが、これは今ではよく見かけるようになりました。
■皆さんは、クリスマスをどんな風に過ごしていますか?
1989年というとパソコンではPC-9801、X68000が全盛期でFM-TOWNSが発売された頃でしょうか?記録媒体もカセットテープからフロッピーディスク、更にはCDメディアが見かけられるようになりました。
平成元年として考えると思いだすのは「ゲームボーイ」の発売もこの年です。そう考えるとコンピューター・ウイルスやゲームも随分進化したように感じますね。
映画ではバックトゥザフューチャーpart2、ディズニーのリトルマーメイド、ジブリの魔女の宅急便の公開がありましたが、この頃のメジャータイトルはほとんど鑑賞している気がします。ちなみに、僕はクリスマスや元旦には毎年の1本を選んで鑑賞をする様にしています。
そして、基本的にイベントも抑えておきたいタイプですから、しっかりとクリスマスケーキとフライドチキンを食べてから今年も映画を観ます。一度、ローストターキーにも挑戦したいものですがチキンでも一羽で食べきれませんでしたし、おそらく食べる機会は無いでしょう。
しかし、フライドチキンがクリスマスに食べられている正式な料理というのはKFC日本法人創業期の経営者だった大河原毅氏の嘘宣伝だったそうですが、しっかりと日本文化として根付いたようです。今ならステマだと炎上する案件かも知れませんが、この時代だからこその出来事なのでしょうね。