連載漫画のコミックス化での加筆、修正は賛成ですか反対ですか?

連載漫画のコミックス化での加筆、修正は賛成ですか反対ですか?

漫画のコミックスでの加筆に考える。

■漫画を読むのは連載かコミックスでか、どちらが多いですか?

年末年始の仕事も落ち着いたのでブログの更新もお休みを頂いていましたが、皆さんはどの様に過ごされていましたか?僕と言えば、ブログのアカウントも忘れるくらい呆けていました。

さて、そんなわけで再開の1回目は漫画について書いてみようと思います。

まぁ、漫画といっても話題の作品についてではなく読み方についてなのですが、皆さんは好きな漫画を何度も繰り返し読まれますか?そうでない場合は、連載を追いかける派とコミックス派のどちらかでしょう。ちなみに、ジョジョの奇妙な冒険が好きな僕ですが、8部のジョジョリオンからはコミックスでまとめて読むようになりました。

ただ、情報には鮮度があり連載を追いかける派の気持ちとしては「早く続きが読みたい」という一言に尽きます。逆に、コミックス派は「続きが読みたい=まとめて読みたい」という感じでしょうかね。

ただ、漫画の読み方がどちらであろうと賛否両論となるのが連載からコミック化した時に生じる「加筆」や「修正」の問題です。この加筆については嫌だと感じる人も少なからずおり、作者でも週刊誌を読んでくれる人へ失礼だからしないという方がいる程ですが、皆さんは賛成ですか反対ですか?

ちなみに僕の個人的な意見としては子供の頃は加筆に反対だったのですが、今は賛成ですね。

なんでも加筆については漫画を繰り返し読み返す人の方が賛成する傾向が多いというのですが、中には加筆が楽しみでコミックスを買っているという人も少なくありません。

■加筆にはどんなものがあるのか考えてみよう。

では、コミックスの加筆にはどんなものがあるのでしょう?

1)台詞の変更

連載を続けていると時代や物語の適合性の歪みがでてくる事があります。これを修正するためにコミックス版では連載時と台詞を変える事があるようです。特に、有名なものに「ジョジョの奇妙な冒険-ファントム・ブラッド-」でのツェペリの台詞です。独身から家族を捨てた旨の内容に変更されました。また、初回登場時の名前が違っていた点も修正されていますね。スター・シルバー(スター・プラチナ)、ハイエロファント・エメラルド(ハイエロファント・グリーン)。ちなみに、「何をするだぁ」はよくネタにされますが連載時は「何をするんだぁ」だったはず、単にコミックスにした際のミスですね。

他にも「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い-喪129-」ではエロゲの声優について説明する際に「クレヨンしんちゃんとか一家全員でやってるよ。」という台詞があったのですが、連載後に当番組の主人公の声優が交代になったためコミックス版では「あの有名アニメも一家全員でやってるよ。に変わっています。(まぁ、別の事情かも知れませんが。)

2)デザインの変更

この点ではいろんな作品を見かけます。有名なところで「キン肉マン」という作品がありますが、悪魔将軍やガンマンなど敵の超人が初登場時は物語の最後のコマにアップで次週に続くってのがセオリーなのですが、その次週を楽しみにしていると超人のデザインが変更になっていたります。ちなみに、コミックスでは当然ながら最初から無かった事に修正されていましたね。

キャラクターのデザイン変更と言えば「デスノート」のニアの顔も連載とコミックス版では顔が違います。連載登場時はLに似せていたようですが、コミックス版ではスマートに変更されて切れ者という感じが良く出ています。まぁ、デスノートの加筆・修正について述べていけばそれだけで一記事書けそうですが。そう言えば、「ジョジョの奇妙な冒険-ストーンオーシャン-」のアナスイなんか初登場時の女性から徐倫にアプローチする男性へ性別まで変わっていましたね。

3)背景や構図の変更

構図の修正も多くありますが、僕が一番好きなのは「ウイングマン」の最終回ですね。ライバルであるキータークラーが真の姿となったライエル皇帝を羽交い絞めにしているところを必殺技ヒートショックにかけるのですが、キータークラーの羽交い絞めにしている身体の向きが連載版とコミックス版では逆になっています。子どもの時は連載時の構図が格好良くてコミックス版にがっかりしたものですが、読み返す度に絵の構図できなく物語そのものを見るようになり展開上はこちらの方がグッときます。本当に漫画は物語が同じでも絵の構図を変えただけで説得力が違ってくるものですね。

また、「よつばと!」は連載時とコミックス版で背景の描き込みが違うというので有名です。連載時は漫画ですが、コミックス版では場面の繋がりという感じがして映像としての雰囲気まで感じられる様に変化します。逆に、誰とは言いませんが連載時に簡単な線画や台詞だけ公開してコミックス版で何とかラフ程度に加筆している某作品もありますが、個人的には漫画として論外です。むしろ、小説で書いて欲しいとすら思いますが、こういう人って小説でも同じ事をするのでしょうか?

4)物語の変更

物語の加筆については皆さんも思い入れのある作品があると思います。

ちなみに僕は島本作品が好きなのですが、コミックスを買った人へのサービスと思い付いた展開は描かないと気が済まないらしく「燃えよV」というテニス漫画では連載からコミックの際にエピローグの変更どころか、文庫本やDXといった新版コミックスが出る度にはエピローグが描き替えられて最終的には複数のエピローグを掲載するまでなりました。

まぁ、これは特殊な例なのでしょが、ページ数が限られていて書ききれなかった部分をコミックスで加筆・修正するというのは物語に深みを持たせるケースも多々あり楽しめるものです。ただ、今は僕もコミックス派なのでどこが加筆されたか分からないのがちょっと残念なんですけどね。

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