ステマ行為や印象操作なんてバレなきゃ良いと思っている人が多い?

ステマ行為や印象操作なんてバレなきゃ良いと思っている人が多い?

ステマ情報に踊らされてない?

■正しい情報を提供せずに騙そうとするステマ行為が増加する現在

最近ではディズニー映画「アナと雪の女王2」のTwitterを使ったステマ(ステルスマーケティング)のニュースが連日報道されています。誰もがインターネットに慣れ親しんでいる現在では「これは広告だな」とすぐに気づけそうなものですから、そんな大した問題では無いのではと感じられている方も多い事でしょう。

しかし、広告という事を隠して行った宣伝によって消費者が正しい判断が出来ずに誤認したまま利益を誘導するのですから問題視されているのも当然と言えば当然です。まぁ、他のWEBサイトにも書かれている様に、ここでステマが駄目な理由だとかどのような罰則があるのだとかを述べても仕方ありません。そこで今回はちょっと違った視点からこのステマ行為について考えてみたいと思います。

もちろん、この記事はステマを推奨するものではありませんのでご了承の上でご覧ください。

そもそも、やらせ行為やなりすまし行為というのは今に始まったものではありません。広告宣伝のグレーゾーンを追求していく中で特にモラルやコンプライアンスの上からは駄目だと判断された行為を排除しつつ新たな方法を模索していきます。当然、モラルやコンプライアンスに反したとされる行為は常識で考えればしないものなのですが高い効果があるため中には「ばれなきゃ良い」という考えの方がいるのもまた事実です。

そして、これがステマが無くならない理由の一つだと言えます。

今もしている行為かは分かりませんが、ある飲食店で新しい店舗を出店する度にアルバイトを雇って行列を作っていたという行為がありました。まるで開店初日から大繁盛しているかの様な雰囲気が演出できます。いわゆる「さくら行為」ですね。。

開店初日に味を知ってもらうために割引クーポンを配る行為とは違いスタートダッシュにも勢いが出ます。まぁ、間もなくそのお店は閉店しましたが、開店時のスタートダッシュはできていても肝心のリピーターの確保までは出来なかったみたいです。

昔は、ステマというか嘘や演出を分かって楽しむ一面がありました。

例えば、縁日での万年筆売りのおじさんがそうです。何でも努めていた工場が不況でつぶれて退職金代わりにもらったのがこの山の様な万年筆の数々、家にはお年寄りと病気がちな子供が3人…って、これだけでももう絶対に嘘ですよね。更に、ちょうど通りかかったお金持ちの紳士が万年筆を一つ手に取って「おい、こりゃ有名な~じゃねぇか!」ってお約束のくだりの後に皆の購入を促す。

とても今では考えられませんが、昔の映画にも出てくる定番のシチュエーションです。

しかし、今では演出を楽しんでもらおうというより本気で騙してやろうという巧妙な手口が増えていますし、消費者もSNSなどで情報の共有が出来ていますから、ステマを見つけ出す目はどんどん精査されて厳しくなっているのではないでしょうか?

■騙す相手は「人」だけか?アルゴリズムを操作して間接的に人を誘導する

ステマの問題を取り上げると「イメージアップ(印象操作)」とインフルエンサーや芸能人を巻き込んだ「宣伝に見らない宣伝行為」があげられます。

例えば、こんな内容のチラシがありました。

僕ならこうするね。20191212

何だか料金が一番安く感じますが、最低料金として「~」表示がされている上に消費税10%が加わると一番高くなります。最近では、「~(から)営業」はエンドユーザーから敬遠されて最初のお見積りから一切の追加料金なしというのが一般的になってきていますよね。

ただ、個人的にはステマの分類には「直接、人へ」と「アルゴリズムから間接的に人へ」への2つがあると考えています。詳しくは別の機会に記事にしますが、アルゴリズムを通したステマの例として一部のWEBセミナーで行われているテクニックが分かりやすいのではないでしょうか。パズるための手段として公開した記事を同時刻に数か所から「いいね」を押してもらう事で意図的に最新トレンド入させます。人目に付きさえすれば話題となるきっかけが掴めるという考え方なのです。

まぁ、この方法も今後はステマ扱いになるのではないかと思いますし、お勧めは出来ません。

ただ、SEOなんて業者とアルゴリズムとの裏のかき合いみたいな一面もありますので、行為自体はともかく手口を見つけ出す努力だけは凄いと思います。もちろん、SNSでのプロモートツイートやInstagramのタイアップ投稿タグといった宣伝広告の仕組みも整ってきており、ステマ行為そのものが出来いないようになっていくのでしょうね。

 
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