閉山中の富士山でLive配信、滑落事故のニュースに思う(2019年10月28日)

閉山中の富士山でLive配信、滑落事故のニュースに思う(2019年10月28日)

歴史の浅い新しいビジネスのルールは?

■Live配信の普及により事故や事件の瞬間も配信される時代になった?

2019年10月28日、閉山中の富士山から登山状況をニコ生でライブ中継をしていた男性(司法試験浪人生と報道されています)が滑落した事故のニュースがあり大変衝撃をを受けました。

この事故直前の様子は検索すれば動画(参照:YouTube)を見る事が可能なです。

ただ、2019年の富士山登山シーズン(7月1日(月) 〜 9月10日(火))を過ぎていた事と登山装備のブーツにアイゼン(靴底に装着する金具製の爪)が付いていなかったためネット内では自殺行為だという否定的な意見も少なくありません。

翌29日には男性の捜索が始まりましたが、捜索において7合目付近まで滑落した形跡が見つかっています。高さにして1,000m(傾斜であるため距離にすると2km近く)落下した事になり無事というわけにはいかなそうです。同様のケースでは助かった例もあるので無事であることを願いますが騒動になる事は避けられないでしょう。

また、ネット内ではこの男性を特定しようとする動きが始まっていてTwitterのアカウントは特定されたみたいで40歳の男性で富士山の登山経験がある一方で癌を患っているツイートも見つかったため「自殺じゃないか」というコメントも数多くあるようです。

まだ事実関係は分かりませんが、仮に事故だとしてもルールを無視した中での何でもありの企画は自粛されるべきですし、彼が病気だったとしても自暴自棄になってこの様な中継をしたというのではモラルという点から許されるべきではありません。

せめて、この様な動画をきっかけに配信のマナーが見直されると良いのですが。

■「企画」だけでYouTuberとして成功できる甘い世界ではない。

YouTuberはよくアフィリエイターと同じカテゴリとして話題に挙げられますが比較的新しいビジネスモデルなのでルールが浸透しておらず新規参入をする人が「もっと目立つ過激なものを」という思考に陥る事も多い様です。

成功のためには時代錯誤かもしれませんが継続する「努力」と魅力ある「企画」それに人を惹きつける「表現力」が必要だと考えられてます。もちろん「運(コネクション)」も重要なファクターですがここでは敢えて触れないようにします。

アフィリエイトにもこれらは大切なポイントです。

僕自身も初心者アフィリエイターとして学んでいるところですが広告主へ提携申請を出す度に「やはり最初からWEBサイトのテーマを絞っておくべきだったかな?」と思わずにはいられません。これは次のWEBサイトを制作する際の課題です。。

さて、一攫千金を狙ってYouTuberになろうと考えるくらいの人なら少なくとも自己評価で「表現力」は高いと思っている方が多い事でしょう。ネタや演出であれば別ですが人見知りで声が小さく表に出るのが苦痛という方がYouTuberを目指すとは思えません。

表現方法の一つという点ではVTuberが増加しているというのにも納得ですね。

ニュース配信や踊ってみた(歌ってみた)、ゲーム配信等の人気企画の動画を見比べれば「表現力」に違いがある事はよく分かると思います。同じものを題材にしていても自分の好みに合った「もっと見たい」と思うものと大半の「途中まででいいや」と感じる動画が存在しているはずです。

やはり動画配信へ新規参入する人の多くが「企画」で有名な配信者を目指しているからこそなのでしょう。そう言えばイタズラ動画や危険なチャレンジ動画はどんどん過激なものが増えていて度が過ぎればニュースに取り上げられます。それだって話題になれたと喜ぶ人がいるというのですから驚きです。

アフィリエイターもそうですがYouTuberにおいて「一発屋」はほぼ存在しません。

これは成功するには日頃路の努力が必要で、成功するくらい努力している人はチャンスを得れば「その努力を継続できる」からです。なんでも成功しているYouTuberは1日に8~10時間以上を毎日の作業時間に当てているというデータがありますが一攫千金を狙っている人にはこの姿を想像できない人もいます。

人が成功しないのは成功している人の努力を想像し実践できないからなのです。

■YouTuberとしての苦労が年収に見合うかどうかは考え方次第です。

成功したいと作った簡単な動画でもたまに結果が出る事があるので困ったものです。当然、それを見て模倣するYouTuberが出てくるもの理解できます。本意ではない会社に属して嫌々に仕事をするより好きな事して食べていければ幸せという考え方もあるからでしょう。

もちろん集団に属して社会に貢献するというのも人を笑顔にするのが幸せというのもどちらが上という事はないと思います。

ちなみに動画配信を見て商品を実際に購入するのは若年層が多く10代の4割を中心に30代までの層が目立っている様です。このターゲット層を考えれば動画配信ではシンプルなものや過激なものが流行るというのも当然ではないでしょうか?

また、2019年10月現在でGoogleに表彰されたYouTuberの平均年収は800万円だそうです。

サラリーマンが450~500万円として比較すると魅力的に感じる人も多い事でしょう。ただ、テレビで見かけるYouTuberの公開されている年収は1億7000万円を筆頭に1億円越えの人も多い様ですし割合から考えるて上位が1~3%だとすると数えきれない埋もれた層の方もあるわけです。

ちょっと調べてみただけでも情報が多いので別の機会にしますが本業と副業を合わせたYouTuberとして収益を出せてる方の中では月収が5万円以下で7割近くを占めているらしいですね。

これを多いとみるか少ないとみるかは皆さんの見方次第なのです。

▼配信、鑑賞、お小遣い稼ぎと楽しみ方いろいろ。






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