キャッシュレス化する事と電子決済の普及は同じではないのです。

キャッシュレス化する事と電子決済の普及は同じではないのです。

専門知識のない素人がキャッシュレス化について考える。

■電子決済(QR決済)の利用を「始める」のは意外に敷居が高い。

皆さんはQR決済は利用されていますか?

僕はまだ使ってません・・・というのも仕事中はスマホを持ってませんので使う機会がないだけなのですが、どのサービスが電子決済の主流になるか分からないので様子見しているという理由もあります。根が心配性なので先日サービスが終了した「7Pay」(サービス期間2019年7月1日~9月30日)の騒動なんか見ちゃうと「大丈夫なのかな?」と思わずにはいられません。

同じようにQR決済はよく分からなくて不安だから使えないという方もいる事でしょう。

2019年10月現在で考えるならばペイペイ、LINE Pay、楽天Pay、メルペイ等は何かしら毎日耳にしますし、他にもd払い、origami、au Pay、ゆうちょpay等々・・・どんどん増え続けるサービスはどのくらいの種類が存在するのでしょう?

また、2019年10月5日にはPaypayの一日限定20%還元で障害が発生しアクセスできなくなるというニュースがありました。素人考えですが20%還元のサービスを一斉に行わず電話番号の末尾0~9まで10日間に分けていればアクセスはそこまで集中しなかったんじゃないかと思います。これでもサービスの対象となる総数は変わらない訳ですし、10日間というサービス期間をアピールできます。

しかし、QR決済はまだ不具合も多く不安定な新規サービスに「始める」敷居は高い様です。

■では、今後もキャッシュレス化は普及していかないのか?

結論から考えればキャッシュレス化はどんどん進んでいくでしょう。それでも日本人の多くは現金志向が高くクレジットカード利用率と同程度に落ち着く可能性は十分にあります。

現在、日本でのキャッシュレス化の普及率は19.8%(野村総合研究所資料:2016年調べ)らしいのですが、韓国(96.4%)、シンガポール(58.8%)、アメリカ(46.0%)に比較すると進んでおらず、ドイツ(15.6%)等と同じように現金による支払いが強いようです。

そもそも「キャッシュレス化=QR決済」という訳ではありません。確かに中国等の国ではQR決済が普及しています。しかし、韓国はクレジットカード支流によるものですし、他にもデビットカード等だったり決済方法は様々です。

日本もキャッシュレス化を加速したいのなら主流となる決済方法は絞った方が良いかも知れません。

■新しいサービスを広めていくために単純だけれど大切なポイント

新しいサービスに対して「人が動く=安心する」というポイントは幾つかありますが、この件で突き詰めていくと次の2点に絞れるのではないでしょうか?

1)サービスの利用で明確な得がある(もしくは損をしない)

2)みんなが利用しているという認知(集団の安心)

(1)についてはPaypay等の還元サービスをはじめ多くの企画が成されているようです。(2)についてはCMとかでよくある「〇〇万本突破!」といった宣伝がイメージしやすいでしょう。

キャッシュレス化が段階を経て広まっていく。

クレジットカード、各QR決済サービスによって上記のどの段階なのかはまちまちだと思います。最終的には「世間がすればやってみる層」と「安心できたらやってみる層」を巻き込んだサービスになるかどうかがなんでしょうが、個人的には現金に「使用期限」を設定する等のリスクを持たせる事が手っ取り早いんじゃないか思ったり、思わなかったり。いやはや。



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