日本のかき氷とアメリカのソフトクリームという食文化の出合い。

日本のかき氷とアメリカのソフトクリームという食文化の出合い。

かき氷のソフトクリーム化?

■プレゼントは贈る人の楽しみ、それとも貰う人の楽しみのどちら

皆さんは、気に入ったクリスマスプレゼントを貰えましたか?

巷では、毎年この頃は名物になっているらしくプレゼントされたネックレスやイヤリング等の宝飾品がネット転売されていると話題になっています。まぁ、ここでは転売についての良し悪しは別にして自分の好みに合わないもの、サイズの違っているものを身に付けるというのはどうなのでしょう?

アメリカではギフト・レシートをいう習慣があります。プレゼントと一緒にこのギフト・レシートとメッセージを贈り、プレゼントが気に入らないと翌日にお店で好きなものと交換するというものです。しかも、プレゼントの交換に着た4人中3人はギフト・レシートの金額に自分のお金を足してもっと高額な商品を選ぶのだとか、プレゼントの値段を伏せる事をマナーとしている日本からすると考えられない話ですが何て効率的なのでしょう。

更に、最近ではギフト・レシートを添えてプレゼントを贈る事も少なくなり、直接ギフトカードをプレゼントする人が増えているのだとか。もう効率を極めています。

僕なんかはプレゼントは何を贈ろうかとあれこれ考える時間も楽しいものだと思うのですが、このギフトカードを贈るケースでも相手本位に見えていてちゃんとメッセージカードを添えるといった「心配り」が感じられます。やはり、それぞれに良さがあるのでしょう。

まぁ、おとぎ話でサンタクロースのプレゼントに駄目出しする子供なんて想像できません。

■かき氷とソフトクリーム、国によってどちらが好きか考える。

この様に日本とアメリカだけを比較してみても考え方や文化による好みの違いがあります。せっかくなのでもう少しだけ(今は冬ですが)「かき氷」を題材に考えてみましょう。もちろん、個人的にどちらが好きかという話ではなく、国民性での好む傾向についての話ですからお間違えなく。

日本では古くから愛されている「かき氷」ですが、意外な事にアメリカではあまり人気が無いそうです。もちろん宇治抹茶など一部のものは「日本を感じられる」という理由から好まれていますが、氷を砕いてシロップをかけただけで健康にも良くなさそう、料理ではないというイメージを持っているらしいのです。

いや、僕からすればアメリカだって原色の濃い色したファミリーサイズのアイスボックスをスプーンで食べているイメージなんですが、そんなにかき氷って受け入れられないかなぁと思ってしまいます。まぁ、誰しもイメージなんてそんなものですね。

しかし、近年はふわふわとろとろのきめ細かいかき氷の出現とホイップクリームやチョコレートソース、チョコチップ等でデコレーションしたものがレストランのデザートに出される様になり、少しずつですが知られるようになり人気が出てきました。でも、これってかき氷のアイスクリーム化ですよね。

では、逆に日本はどうでしょう。

日本ではかき氷の起源は平安時代まで遡りますが、ソフトクリームの歴史は浅くは1951年にアメリカの海軍より広まったそうです。日本には海外文化を上手に取り入れて昇華していくという強みがありますが、このソフトクリームという言葉も和製英語でアメリカでは「soft serve ice cream」と言われています。柔らかくしたアイスクリームの一種という意味ですね。

今では日本にもアイスクリーム専門店が多く出来ましたが、アメリカでのトレーラーショップや店舗数の比ではありません。また、ご家庭にかき氷機は有ってもソフトクリームメーカーを持っているという方は少なくそれぞれ違う形で根付いています。まぁ、どちらが好きかという話はまた夏にでも考える事にしましょう。

どうやら「食文化」はぶつかり合うと棲み分けが起こり、その後に味の歩み寄りが進むようですね。

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