その情報の価値は、ビジネスとして成り立ってる?僕ならこうするねリライト-002

その情報の価値は、ビジネスとして成り立ってる?僕ならこうするねリライト-002

映画館から情報とその対価について思う。

■映画というビジネスモデルはこのままで良いのか?

突然ですが僕の趣味は映画鑑賞です。

映画鑑賞というと音楽鑑賞や読書と並んで趣味が思い当たらない人がとりあえず言っとけ的な眉唾だと感じるきらいもありますが違います。まぁ、最近では減りましたが映画館へは年間30回以上は足を運んでいましたし、BD・DVDも結構な数をコレクションしてます。ちょっとしたコレクターというかオタクだと言っても大丈夫じゃないでしょうか?

なぜ今回の出だしがこんな話かというと利用していた映画館が夏に閉館する事になったからです。(当時の話ですね。)

そういえば映画鑑賞1回に1個のスタンプを押してカードがいっぱいになったら無料鑑賞1回出来るというサービスもありますが映画鑑賞4回で1回無料から5回で1回無料、最近では6回で1回無料と業界全体が不安な方向に進んでいる気もしないではありません。サービスって導入するのは良いのですが品質が悪くなるとサービスなのにイメージが悪くなるという面も含んでいて怖いものです。そういえば僕が利用していたスタンプカードも無料で配っていた物が販売されるようになりましたね。

さて、ここからは映画館を“情報発信サービス業”として考えてみる事にしましょう。

とは言ってもしっかりと考察する訳ではありません。無責任ですがこんな考え方もありますよという戯言ですが少々お付き合いください。まず、一番のメリットは最新の映画を大画面の設備で観る事が出来るという点です。逆にデメリットとしては、他人と一緒に鑑賞、出かけて行かなければならない、お金がかかる点でしょうか?

ここではこの中から“お金がかかる”という点に注目して考えてみる事にします。ビジネスとして考える上で対価を支払うという事は費用対効果が適正かどうかが消費者の評価となります。単純にデメリットとして考えるわけではありません。というか、デメリットしか感じないのならビジネスとしては成り立たないのです。

次に、エンドユーザーを設定してみましょう。分かりやすい例えだと、税金を払っている人からもっと取るのか、払っていない人から払ってもらう仕組みを作るのかって話でしょうか?

エンドユーザーの設定例。

まず、利用する側からすれば、サービスの低下は嫌ですよね。

当然、サービスが低下すれば足が遠のきます。今まで4回鑑賞したら1回無料だったのに今度から6回は観ないと1回無料にならない。サービスには違いないのに損した気持ちになるのはなぜでしょう。サービスが最初から無ければ気にならない問題かもしれませんが、一度味わったサービスが無くなるという事はマイナス要素にしかなりません。

カップルやシニア、学生割引デーの廃止やレイトショーの値上げなんかも同じです。“映画は高いからレンタルを待つ”とか“お菓子とかこっそり持ち込む”なんて話も聞きますよね。よほど好きでなければそんなものです。結局、世間一般で多くの人にとって適正価格ではないと判断されたサービス業というものは廃れていく運命なのです。

価値というものは引くだけでなく足す事も出来ます。

家庭では再現できない大スクリーンや音響設備、今では4DXなどの演出効果の設備まであります。また、個を大切にする時代だとも言われていますので個人のパーソナルスペースを十分に確保するために座席数を減らして“パーテーションを組み個室っぽく”演出なんてどうでしょうか?カップルにとってはラブロマンス映画の雰囲気が良くなるかも。

そういえば学生さんワンコインデーや500円上映の企画で満席ってニュースがあった事を覚えていますか?

あまり意識されませんが情報にも価値があります。面白い映画もつまらない映画も同価格なんてのはおかしな話です。

例えばYAHOOオークションの落札価格をチェックしていると物には適正価格があり、同じ商品は同程度の価格で落札されている事がわかります。しかし、プレミアでもつかない限りピークを期に落札価格はどんどん下がっていきます。

思うに“情報は旬がある”生ものだから、人によって価値が違うというのが僕の今回の結論です。

それを踏まえてこんなアイデアはどうでしょう?僕だったら初回に観に行きますね。

・初日第1回目プレミア公開 4,000円(予約上映) 各出演者のプレミア挨拶(または特別上映メッセージムービー)、パンフレットセットで、記念品プレゼント、フード&ドリンクサービス。

・初日(2回目以降) 2,000円 パンフレットセット、記念品プレゼント

・2日目から1週間の上映 1,000円

・1週間以降の上映 500円

映画が好きな人は、ネタバレを前に観に行くのでお金をかけるんじゃないかな。少なくとも自分がそうです。要は、上映前半のターゲットはマニアの方で、その後はリピーターと“機会があったら行こう”という潜在顧客を誘導していくというスタンスです。

だいたい年に1~2回は貸切上映を経験するくらい映画を鑑賞する方は減ってきていますし、まだまだ値上げは続いていきそうですし今や初日上映でも空席が目立つ事もしばしばあります。本業の方からすれば、そんな簡単には出来ないって話なんでしょうけど、個人の意見というコトでひとつお納めください。今回はこんな感じでどうでしょう?

いやはや。。

 
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