■それぞれが考える「果物の王様」について考えてみよう
「トマトは野菜だが、フルーツトマトはフルーツである。〇か×か?」とは仮面ライダージオウでのウォズの台詞です。1893年の連邦最高裁ではトマトはデザートとして食べない点から野菜と判決が出されていますが、フルーツトマトはメロン以上の糖度があるためデザートとして食べても良さそうですし、野菜かフルーツかって問題が「永遠に続く論争」とはよく言ったものです。
温めたり、ドレッシングと一緒に食べて違和感が無ければ野菜だという考えも有るようですが、僕としては「ピーコックスパイダー」は孔雀ではなく蜘蛛ですし、「キツネアザミ」は狐ではなくアザミ(植物)ですからフルーツトマトはフルーツ寄りのトマト(野菜定義)って事で良いんじゃないかと思ってます。
さて、フルーツトマトが取り敢えず野菜としたところで、皆さんにとって果物の王様は何でしょうか?
ちなみに一般的に言われている果物の王様「ドリアン」、果物の女王「マンゴスチン」らしいのですが、別にこの様な知識的な話ではなく個人的に王様だと思う果物は何かというイメージについての質問です。
1位を3点、2位を2点、3位を1点として集計をすればおそらくメロン、バナナ、パイナップルが上位になるはずですがとぢうでしょう?別に、この他の果物が王様になりえないという話ではありません。それだったら個人的にはドリアンに果物の王様なんてイメージを持てない僕はメロンを王様に推します。
ちなみに、パイナップルはヘタの部分が王冠をイメージさせ、バナナは広く好まれているからという理由で選ばれているのですが、仮に1位だけを集計すれば好きな果物にばらけていくと思います。なお、僕の個人きなイメージとしてリンゴやイチゴは王様というよりも王妃のイメージなのですが、皆さんはどうでしょうか?
■バナナって果物の中でもちょっと変わった位置づけじゃないですか?
ポピュラーな果物にだけ絞って考えると何故かバナナって特別扱いされていると思いませんか?
縁日で見かけるりんご飴、今ではパイナップル飴、苺飴もありますがバナナはありません。もしかしたら地域によってあるのかも知れませんが、チョコバナナの存在の方が大きいでしょう。また、柑橘系の果物はもちろんチョコには加工していない果物が合わないというのも理由の一つです。まぁ、チョコレートフォンデュでならイチゴやミカン等も見かけるかも知れませんね。
また、冷やして美味しい果物ですがバナナはホットも好まれます。
もちろんアップルパイといった菓子にすればほとんどの果物が焼き菓子で食べられていますが、ホットバナナの様に焼き立て熱々のうちに食べられるかというと甚だ疑問です。そのバナナは、ご家庭での保存期間や食べ方も他の果物と違っています。
多くの果物は新鮮なうちに食べる事を好まれますが、バナナは個人の好みで熟させてから食べるのが一般的です。僕はバナナの黒ずみが苦手でしたが、熟していく間に浮かんでくる黒い斑点(シュガースポット)は完熟していく目印であり旨味はずっと強くなるそうです。
そのためバナナを熟させて食べるという方の中はバナナスタンド(ホルダー)にまでこだわりを持っているという方も少なくありません。
バナナは他の多くの果物のようにカゴに入れておくと実の接している部分が先に傷んでしまい上手には完熟をしません。また、最高に美味しい期間は短いので完熟されてから販売する事も難しいらしく、ご家庭で美味しい完熟バナナを食べるにはこだわりが必要なのです。
まぁ、美味しくても曲がったきゅうりじゃ売れないというジレンマもある様ですし、仮にお店で完熟させてもシュガースポットだらけのバナナでは見た目の悪さから売れないかも知れません。本当に、美味しいバナナを食べるというのも大変なんですね。