シチューライスはアリナシの論争について終止符を…うてず有耶無耶にする。

シチューライスはアリナシの論争について終止符を…うてず有耶無耶にする。

シチューライス論争に終止符を。

■シチューライスはアリかナシか個人的な意見を考える。

カレーライスに比べてあまり食べる機会が少ないハヤシライスをきっかけに考えたのですが、これってデミグラスソース(ビーフシチュー)をライスにかけて食べている感じですよね。いや、別に食の歴史とか難しい話ではなく個人的には美味しいですし不満があるわけではありません。でもハヤシライスのソースをビーフシチューだと考えるとライスにかけて良いラインってどの辺までなのでしょう?

カレーライスはOK、ハヤシライスもOK。でも(ホワイト)シチューをライスにかける話となると賛否両論らしく、シチューライス、シチューオンライスとネーミングすらままなりません。このシチューにご飯は合わない論争はあちこで行われています。

反対派の理由を大きくまとめると「お米に味が合わない」と「下品」という2点に絞られます。

ビーフシチューとは違い(ホワイト)シチューはライスとはあっておらずパンと一緒にお出しする、家庭に限ればシチューをごはんにかけても良いのではというプロの料理人の意見を読んだ事がありますが、味覚の問題には個人差があります。また、シチューはご飯に味が合わないので駄目という切り捨て論では、ライスに合ったシチューの開発をしている方もいますから一概に鵜呑みには出来ません。そもそも合うと思って食べている方も多くいらっしゃいます。

また、晩御飯がシチューだと聞いて「ご飯にかけていい?」というお子さんの問いに「しょうがない、特別よ。」というお店での親子の会話を見かけた事がありますが、これもシチューをライスにかけるのは品が無いと考えられているからなのでしょうか?

まぁ、個人的にはシチューライスは全然ありです。

カレーライスやハヤシライスは良くてシチューライスは下品という境目がちょっと理解できません。

たまに、牛丼などのライスの上に何かが掛かっている食べ物が苦手だという方にお会いしますが、そちらの方がまだ納得できますし、そういった感性を否定するという話とは違います。

■そもそもシチューライスが無いのはおかしい

「シチューをライスにかけたらドリアになる。」

中にはこんな意見もありましたが、これはこれでまたモヤっとします。それは、焼きカレーがカレーライスではなく料理の一つに定義されているという点からも分かるように、ドリアはシチューをライスとは認められないからです。

ドリア、焼きカレー、調べてみると焼きハヤシライスもあります。この場合は統一感を持って焼きハヤシとネーミングをして欲しい所ですが、まあ、ここではスルーしても良いでしょう。

カレーライス、焼きカレー、スープカレー
ハヤシライス、焼きハヤシライス、ビーフシチュー
ドリア、(ホワイト)シチュー

こんな風に並べてみるとシチューライスだけ無いというのも違和感があります。例えば、自分が美味しいと思って食べているものを「お前、よくそんな不味いもの食べられるな?」と言われたところで味覚に差があるという事実はあっても、どちらの味覚が正しいのかという事ではありません。

実のところ、味覚もカテゴライズが出来ると今までの常識が変化していきます。

チョコでコーティングした柿の種、岩塩の粒の入ったアイス、梅干しの天ぷら、ムースチーズの入った珈琲、それぞれが話題になると途端に受け入れられてきました。まぁ、残っていくかは別の話ですが、カレーにソース、醤油、マヨネーズといったどの調味料をかけるかも人によって異なります。

これに味が合う合わないという論争がいかに無意味な事か。

何となく感じた事ですが、こういった論争って結論を決めるよりも皆が自分の好きな事について語り合っている時間が楽しいんじゃないかな。おそらくシチューライスにも「ジェルライス」とか名前を付けて宣伝すれぱ話題になる可能性は十分にあるんじゃないでしょうか?

そうそう、ちなみに僕はスープカレー派です。

▼応援いただけると励みになります▼
にほんブログ村 通販ブログへ 

雑記カテゴリの最新記事