■ネットへの書き込みには「いろんな思惑」が交差しているという事実
Googleのクチコミや口コミサイト(レビューサイト)においての書き込みが全て正直なものであればその内容の善し悪しに関係なく納得して「消したい」と感じる方は少ないかも知れません。しかし、現実には事実無根な書き込みや誹謗中傷、嫌がらせなどが後を絶たないようです。
そもそも肝心のレビューサイトですらお金で点数を操作しているんじゃないかというニュースが流れる始末ですし、多くの相談にはとんでもないものが幾つもあります。
例えばある会社でGoogleのクチコミで☆1の悪口が書かれていたのですが実はバイトの面接で落ちた子があてつけで書いていたとか、口コミサイトで新規開業した競合の店長がお店の悪口を書いていたとか、一部では法的手段にまで発展しているケースもある程です。
これらの問題の解決が大変なのは書いた者への対応とネット上の書き込みの削除との両方をしないといけないという点でしょうか？
しかし、以前ランキングサイトを装った口コミサイトへ削除依頼をした際に「金儲け目的」のサイトだったので正攻法の連絡では一貫して無視されました。(後に別方法で削除して頂きましたが。)
今や儲かれば何でもありというサイトの運営する方や日常のストレス発散で悪口を書き込んだり、SNSで個人情報を拡散させたりとモラルのない方が少なからずいますのでそれに比例して書き込みを「削除する方法」というのも整ってきている様です。
■企業情報におけるGoogleのクチコミは業者に頼んで消した方が早い。
前回のサジェスト(入力補助)の削除や書き込みについては「まずは自分で動いてから」とアドバイスするのですが、Googleの企業情報欄における口コミ情報に限っては業者に依頼した方が解決が早いと思います。
もちろん個人でも企業サイトのオーナー権限あるGoogleアカウントから削除依頼を出せるのですが、ほとんど消して貰えないと思っておいた方が良いでしょう。
実際のところ、Googleのクチコミに限らずレビュー(口コミ)サイトでもそうなのですが事実無根の内容であっても「本人がそう感じたのかも知れない」という理由で書き込みを削除して貰えない場合も多く、そもそも事実無根だと証明する事が難しいからです。しかし、相場として15万円程度の費用が多いようです。
一応、(本人→)業者→弁護士といった順で考えた方が早く対処できると思います。
■口コミなどの書き込みは運営管理者への対応は一番最後にします。
案外と忘れられているのが「プロバイダ責任制限法」です。著作権やプライバシー侵害(名誉棄損)、商標権の侵害を含む情報発信については直接運営会社へ連絡するよりもプロバイダに間に入ってもらい対応して貰うもしくはサイト閉鎖を促すという方法です。
ちなみに過去の交際などから流出した(いわゆるリベンジポルノ)「性的画像」を削除したい場合も同じ方法で対応してもらえます。参考：XSERVER「権利侵害情報の削除について」
ちょっと書類の作成は面倒ですが本人対応も出来なくもありません。
手順としては、プロバイダへの対処を本人(もしくは弁護士、業者)でして、それで駄目な場合は運営企業への対応を弁護士依頼すると言った流れでしょうか？
さて、こんな感じで簡単なご紹介でしたが役立っていれば幸いです。
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