
■クロネコヤマトが赤字が続いてますがここから再起していけるの?
クロネコヤマトのキャラクターが新しくなりましたね。個人的には前のキャラクター(CV:古川登志夫&平野文)の方が好きだったのですが、いずれはこの「すっきりして毒気の抜けたクロネコ、シロネコ」を見慣れていくのでしょうね。
いや、今そこにお金かけていくとこかな?
確かにイメージを一新するというのは経営の傾きを持ち上げる一つの手です。ただ話題になっただけでイメージが「リセット」されて全て良い方へ向かうものでもないので悪目立ちにならなければ良いのですが。ネットで情報を見てみるとクロネコヤマトの赤字に関するニュースばかりが目立ちます。既にもう悪目立ちしてましたね。
またロゴやキャラクターの役割にブランド化の後押しというものがあります。同時にせっかく先頭を走っていた企業が後発に抜かれるきっかけになる可能性もあるのですが。
直近では2019年4~6月期の営業損失が61億円の赤字だったそうですが2017年10月の値上げから売り上げが伸びるどころか2019年1~3月期決算が159億円の赤字たったので連続の結果となります。
■Amazonの配送料は値上げしてもいいという民意は本当だったのか?
詳しい情報はその手のWEBサイトでご覧いただくとして誰がどう考えても「Amazonの件」がヤマトホールディングスの赤字に関係してますよね。一部では「アマゾンのせいではなかった」という類の記事もあるようですがそれでも無関係と言い難いです。
ここではAmazonの件が間接的な原因として関わっていなかったのかを考えてみましょう。
古くはGoogleとYahoo!がそうであったように競合する企業というものは押しのサービスのみを利用するファン層と両方を使い分ける(もしくは無意識に使い分ける)層があります。調べていると2019年4月の時点で日本におけるAmazonの利用者は5,004万人、楽天が4,804万人です。
まさに人口の割合でいうと56%がECサービスを利用している事になります。(関係ないですがこの手の話題で個人のコメントに99%の事を9割9分ではなく99割と書き込む人がいて見ていてモヤモヤするというのはここだけの話。)
さて、ビジネスにおいてエンドユーザーを動かす基本は「シンプルな問いかけ」と「得する(損しない)という投げかけ」でしょう。その企業からの問いに対するエンドユーザーのフィードバックで経営陣は市場を読んで今後の経営方針を判断します。
今回はここに市場の読み違いがありました。
市場を読んでいるつもりで市場の勢いに後押しされて判断せざるを得なかったという状況なわけです。2017年には「Amazonの送料の値上げして良い」というクロネコヤマトを後押しする風潮が世間の総意という感じでした。
そこでクロネコヤマトは人件費の高騰もありAmazonへ最大4割程の値上げ交渉をしたとか。
しかし、実のところ人間には本音と建前があります。まず仮にECサービス利用者が55%だとします。すると無関係な層は45%となり、この層に「Amazonの配送料値上げ」について問うと大半が情報的弱者であるクロネコヤマトに対して「値上げすべき」と答えます。
さらに世論の3割を超えると同調する意見や報道が加速すると言われますので世間的には「あれ、世間の後押しもあってなかなか出来なかった値上げして良いんじゃね?」という風潮が出来上がる訳です。(本来はもっと複雑な原因があるのですが簡単にいうとこんなイメージでしょうか?)
■本当に必要だと判断して購入された宅配ボックスはどのくらいあるのか?
そんな訳で「宅配ボックス」を本当に必要としていない層が更に人のためという理由では所有率が広まるはずがありません。別に宅配ボックスが無意味で役立たないというわけではなく必須の商品にはなれないという話です。
しかし家を離れがちになる人にとっては重宝します。
例えるならニュースを見て24時間を強要されていた「セブンイレブンのオーナーは可哀そう」に思うけと「お弁当はセブンイレブンで買う」人がいるというのと同じ様な状況だと言えるのではないでしょうか。
最近ではAmazonの配送も個人事業主の方も多くなりましたが個人的にもサービスが低下したという印象はなく「正直に言えば商品が届けば誰が届けてくれても問題ない」という意見も耳にします。
僕自身はコレクターでDVDやBDを購入しますが2017年以前でもボックスの角を折られた状態で届いて購入し直した経験があります。その時でさえ「外れを引いたな」とは思いましたが発送元と配送とどちらが原因かはっきりさせよう何てことは手間で考えませんでした。
まぁ、宅配ボックスに気付かない配送業種も多くて利用していてもトラブルになるケースがあるそうですが盗難防止や自宅に待機しておく手間を考えると大変に役立つものです。
自分自身に利があるというのなら宅配ボックスの購入を考えても良いのではないでしょうか?
